北海道建設新聞社
2024/05/20
【北海道】JR北海道が札幌駅をリニューアルへ/改札口南側商業施設を拡大
JR北海道は15日、札幌駅をリニューアルすると発表した。駅北側の外観をガラス張りにするなど改良を施すほか、改札口南側構内の商業施設を従来の2倍に拡大する。外観は年度内にも着工し、2027年度末の完成を目指す。
駅設備の老朽化や北海道新幹線工事に伴い、インバウンド需要の回復への対応などを見据えてリニューアルする。
駅北側の外観改良では、ガラス面を多く採用。新幹線駅と接続する2階のホームは、新幹線駅と同じ白を基調としたデザインとする。1階はれんが調の滞留空間を備え、広場と一体となるよう整備する予定だ。
駅構内では、みどりの窓口など駅機能の再配置を図るほか、改札前コンコーストイレを1カ所に集約。男性トイレには初めて化粧直しなどができるパウダーコーナーを設ける。
拡張する改札口南側にある商業エリアのテナント数は未定。北海道の魅力を発信するエキナカ商業施設≠ノリニューアルすることでにぎわい創出を狙う。
商業エリアのリニューアルは、新幹線工事後の27年度に着工し、28年度末完了の見通しだ。