糸魚川市は17日、DBO方式「(仮称)駅北子育て支援複合施設整備事業」を公募型プロポーザルで公告した。
事業者は建設工事、設計、維持管理、運営などそれぞれの業務に当たる企業で構成されたグループとする。市内に本社を有する企業を1社以上含み、建設工事を行う企業で1社は必須となる。
参加表明書は6月5日から14日まで、提案書は9月18日から27日まで受け付ける。ヒアリングは10月12日に実施。同月下旬に優先交渉権者を決定する。設計期間は2025年1月から26年5月ごろ、工期は同年7月から28年2月まで。設計、施工ともに、着手前に市議会へ請負承認を諮る。
資格は建設工事が建築Aで市内に本社(JVの場合は1社が該当)など、設計は一級建築士事務所登録など、維持管理と運営は同種業務実績など、その他業務は市工事・建設コンサル入札参加資格者名簿などに登載。
糸魚川市駅北大火からの復興の一環で、にぎわいの拠点施設として整備するもの。場所は旧東北電力糸魚川営業所跡と旧井上商会倉庫跡などを含む敷地面積約1498・44平方メートル。規模はS造2階建て延べ2000平方メートル程度とし、屋内機能は子育て支援センター(90平方メートル程度)、屋内遊戯場(450平方メートル程度)、一時預かり保育(60平方メートル)、イベント・ギャラリースペース(80平方メートル程度)、施設機能を補完するためのスペース(100平方メートル程度)、その他(940平方メートル程度)。屋外は駐車場、駐輪場、雁木、屋外広場。
提案上限額は17億4200万円、内訳は設計・建設に12億4200万円、維持管理・運営に5億円(いずれも税込み)。
なお、予定地に建つ旧東北電力糸魚川営業所の解体は別途発注となる。
基本計画策定業務はアール・アイ・エー(東京都港区)、旧東北電力ビル解体設計はT・古畑建築設計・シグマ建築設計事務所JVが担当。