滋賀県土木交通部は、国道367号(壽満平橋)の橋梁耐震補強工事を計画。24年度は上部工(落橋防止対策)の発注を予定している。
壽満平橋(大津市葛川坂下町)は、片側1車線の鋼2径間連続非合成鈑桁橋(L48b×W9・2b)。橋脚1基、橋台2基。平成初期に築造された。
現在、道路橋の耐震基準が厳しくなっており、地震等の災害時に落橋の可能性があると判断。国道367号は県の緊急輸送道路に設定されている重要路線であることから、優先的に橋梁耐震補強に取り組むことになった。
所管の県大津土木事務所では、24年度の上部工に続き、25年度は下部工(橋脚1基)の耐震補強工を行い、壽満平橋の工事を完了させることにしている。
設計業務は橋梁コンサルタント滋賀事務所(大津市)。
なお、同事務所管内の国道367号には壽満平橋のほかに6橋梁あり、25年度以降、順次、耐震補強の設計・施工を進めていく考えでいる。
提供:滋賀産業新聞