京都府は、都市計画道路宇治淀線、河原町内林線で無電柱化事業に新規着手する。
府は令和元年12月に京都府無電柱化推進計画を策定し、無電柱化に関する施策を推進している。主な事業目的は、@防災対策A安全・円滑な交通確保B景観形成・観光振興。
令和6年度に新規着手する箇所をみると、都市計画道路宇治淀線(弐番〜神明)は、宇治市立莵道第二小学校の通学路となっている宇治市宇治弐番〜神明石塚が事業区間。自動車の交通量が多いが、狭隘で歩道がないため、当該区間の道路整備により、緊急輸送道路の無電柱化を推進するとともに、通学路の安全対策を行い、歩行者の安全確保を図る。
事業延長は400m、幅員は6・0(16・0)m。
総事業費は約35億円を見込む。
令和6年度は1000万円の事業費を確保し、測量調査、詳細設計を進める。
山城北土木事務所は、令和5年8月開札で関連業務を近畿技術コンサルタンツに決め、実施した。業務内容は延長400m、電線共同溝(C・C・Box)予備設計1ヵ所。
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京都縦貫自動車道園部インターチェンジと国道9号を結ぶ約2qのアクセス道路である都市計画道路河原町内林線について、南丹市園部町の区間で無電柱化事業に新規着手する。
対象の事業区間は第1次緊急輸送道路に指定されており、沿道には災害時の緊急拠点となる消防が位置し、接続する市道沿道には指定緊急避難箇所が集中しているが、沿道に電柱が連続しているため、電線共同溝を整備し、災害時の電柱倒壊を防止し、緊急車両の通行確保を図る。
事業延長は870m、幅員は6・0(16・0)m。
総事業費は約9億4000万円を見込む。
令和6年度は1000万円の事業費を確保し、測量調査、詳細設計を進める。
このほか、令和6年度の主な取組は、都市計画道路御陵山崎線(A工区)に1億5000万円を充て補償・工事、都市計画道路御陵山崎線(B工区)に1000万円を充て物件調査、都市計画道路御陵山崎線(第3工区)に1億0400万円を充て工事、都市計画道路内里高野道線(第2工区)に1000万円を充て詳細設計、都市計画道路小倉西舞鶴線(倉谷工区)に1億円を充て工事、主要地方道宇治淀線(宇治里尻〜宇治妙楽)に1億1900万円を充て工事、主要地方道大山崎大枝線(下海印寺〜天神)に6600万円を充て工事、一般府道広野綾部線(並松町)に100万円を充て詳細設計、主要地方道舞鶴福知山線(内記〜堀)に1200万円を充て工事、主要地方道舞鶴福知山線(蛇ヶ端)に1200万円を充て詳細設計、一般府道福知山停車場篠尾線(篠尾新町)に1200万円を充て詳細設計、主要地方道福知山綾部線(宮代町)に600万円を充て詳細設計、主要地方道福知山綾部線(天神町〜西町)に600万円を充て詳細設計を進める。