美波町は、南海トラフ巨大地震に備え津波浸水区域にある日和佐こども園を高台に移転するため、「令和6年度日和佐こども園新築工事基本設計業務」の委託先を決める公募型プロポーザルを公告した。約5300平方bの敷地に延べ床面積約1600平方bの園舎を新築する。6月14日までに参加表明書、7月1日〜22日に技術提案書をそれぞれ受け付け、29日にヒアリング審査を行う。8月5日までに委託先を特定する。履行期間は2025年3月31日まで。概算事業費は税込みで1683万円。
業務内容は、基本設計業務(建築総合・建築構造・電気設備・機械設備・外構など)と積算業務。
入札参加資格者は単体または2者か3者の設計共同体。単体企業は、美波町の入札参加有資格者で、設計・測量・建設コンサルタントなどの業務の事業登録者であり、今後別に発注予定の実施設計や工事管理業務が受託可能で、工事完了まで設計統括責任者を配置できる者。500平方b以上の設計業務履行実績も求める。設計共同体の参加資格は構成員の全てがこれらの条件を満たしていること。
新築するこども園の規模は延べ1600平方bを想定。0〜5歳児の各教室、職員室、教材室、遊戯室(ホール)などの配置を予定。敷地内に園庭やプール、駐車場(513平方b、18台想定)を整備する。
建設予定地は奥河内字弁才天の敷地5332平方b。予定地では現在、菊谷組(美波町)が高台整備工事と周辺道路の整備工事を行っている。
現日和佐こども園の所在地は、奥河内字弁才天19ノ3。移転後の跡地利用は現段階で未定。
提供:建通新聞社