県土整備部は本年度、他部局から受託した事業をまとめた。サイクリングロード「鳥取うみなみロード」の路面標示など、主に8事業の受託費は1億7200万円。各県土が主体となって事業を進める。
県内を東西に貫く「鳥取うみなみロード」は、国交省のナショナルサイクリングロード(NCR)指定を目指して自転車走行の環境を整える。委託した県観光戦略課によると、矢羽根やピクトグラムを路面標示するハード整備は今年度が最終年度。琴浦町や北栄町、境港市内などのルート上に整備する。3事業に分けた整備費は3500万円で、一部は23年度補正を加えて発注する。
妻木晩田遺跡関連では、大山町富岡の仙谷地区で資材運搬用の仮設道路を継続。遺構を保護するための埋め戻しも計画している。事業費6000万円。
また、八頭町久能寺の八頭高校ホッケー場は、サブフィールドの人工芝を張り替える。事業費は5500万円で、八頭県土が工事監理を担う。
このほか、青谷東郷自転車道整備は、湯梨浜町の東郷湖畔から倉吉市内の国鉄廃線跡にかけての路面標示や案内板設置に1200万円。湯梨浜町宇野の東郷湖羽合臨海公園は、人工リーフに設置してある浮標灯の修繕に500万円、倉吉未来中心と梨博物館の愛称変更に伴う道路標識の変更に380万円。
日刊建設工業新聞