神奈川県住宅営繕事務所は、県営亀井野団地のうち、アパートタイプ13棟の建て替え事業に着手する。2024年度は基本計画を策定。委託先を選定するため、第1四半期中に簡易型プロポーザルを公告する。亀井野団地では先行してテラスハウスタイプを建て替えたが、アパートタイプの既存棟は残っていた。
今回の建て替えの対象となる住宅棟の規模は、鉄筋コンクリート造4階建ての住宅棟が13棟で、総戸数は344戸。このうち、1964年度に6棟、65年度に5棟、73年度と78年度に1棟ずつ竣工した。間取りは2Kタイプが中心になっている。
エレベーターがない階段室型の住宅棟でバリアフリー面に課題がある。浴槽を入居者自らが設置しなければならず、洗濯機置き場もないなど、居住性能が低いことも問題となっていた。
新築する住宅棟や1戸当たりの規模、事業のスケジュールは基本計画の中で詰める。
低層テラスハウスタイプの既存棟32棟については、2009〜23年度に建て替えを実施。鉄筋コンクリート造5階建てと7階建ての合わせて5棟、219戸の整備を完了した。
所在地は藤沢市亀井野3215他。
提供:建通新聞社