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建設経済新聞社
2024/05/16

【京都】国道429号の福知山市石場区間 3億円投じ車道と歩道を拡幅

 京都府は、一般国道429号防災・安全交付金(交安)事業として、福知山市石場で道路改良に新規着手する。
 事業箇所は福知山市立上豊富小学校の通学路。同校から東側に位置し、福知山市通学路交通安全プログラムの対策必要箇所に位置付けられていることから、早期の歩道整備が求められている。歩道狭小区間があるため、車道及び歩道の拡幅により、車両の円滑な交通環境と歩行者の安全性を確保する。
 府が現在事業を進める一般国道429号(榎峠バイパス)道路新設改良事業が令和8年度に完成予定で、福知山市、兵庫県丹波市間の交通量の増加が見込まれることなどから、通学路における歩行者の安全性向上と、榎峠バイパスの完成により予想される交通量の増加への対策を早急に図る。
 整備延長はL0・66q。計画幅員はW6・5(10・5)m、2車線、片側歩道2・5m。現況は8・0m(車道3・0×2、片側歩道1・0m、路肩0・5m×2)。計画横断面図によると、10・5m(車道3・25×2、片側歩道2・5m、路肩0・75m×2)に拡幅する。
 全体事業費は約3億円。
 令和6年度は詳細設計を進める。
 中丹西土木事務所は、令和5年8月開札で関連業務を望月測量設計事務所に決め実施した。国道429号石場地区における安全確保としての歩道の改良計画を策定するもので、業務内容は道路概略設計(B)0・55q。