新潟県農地部農村環境課は2024年度、原通北部(妙高市)中山間地域農業農村総合整備事業に新規着手する。総事業費は16億6200万円を見込み、32年度の完了を予定する。
用排水施設の改修による排水不良解消、施設の機能向上を図ることで、水管理に要する労力と維持管理費を低減させる。それとともに、ほ場の区画拡大による効率的な水稲栽培、高収益作物の導入と直売所等活用による販売額向上などで収益性を高めて農業経営を安定させることで、地域の活性化を図ることにしている。
概要をみると、ほ場整備35・3ヘクタールに13億7500万円のほか、農業用用排水施設整備の用排水路工100メートルに1億2200万円、暗渠排水35・3ヘクタールに1億6500万円を投入する。
受益面積は35・3ヘクタールで、受益者数は41人。費用対効果の目安となる総費用総便益比は1・45と算定している。