建通新聞社(東京)
2024/05/15
【東京】囲町西再開発 都が本組合の設立認可
囲町西地区市街地再開発準備組合は5月15日付で東京都から本組合の設立認可を受けた。住宅を主な用途とする延べ床面積5万平方b超の再開発ビル=図=を建設する。2024年度内の権利変換計画認可を経て25年度に着工し、27年度の完成を目指す。総事業費は約298億円を見積もっている。
施行エリアは中野区中野4丁目地区内の面積約0・8f。中野駅に近接し、一戸建て住宅や集合住宅が密集した住宅地域。道路幅員が狭く、行き止まり道路が多いなど、道路基盤が未整備な状況となっている。
新築するビルの規模は地下1階地上25階建て延べ約5万2770平方b。2〜25階の住宅をメインとし、地下1階〜地上1階には駐車場や店舗、子育て支援施設などを設ける。
質の高い都市型住宅や子育て支援施設の導入により、多様な交流を生み出す職住近接のまちづくりを実現。ビルの南側には都市計画道路補助221号線を整備することにより、新北口駅前広場から西側へつながる道路ネットワークを確保する。
参加組合員は住友不動産。事業コンサルタントと設計はINA新建築研究所が担当する。提供:建通新聞社