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日本工業経済新聞社(群馬)
2024/05/15

【群馬】みどり市はサンレイク草木の開館工事へ


みどり市は2026年度の開業を目指しサンレイク草木(東町草木1654−1)の新築工事を6月ごろに既存施設の解体工事および建築工事、施設改修工事、外構工事などを含め、一括して一般競争入札で公告する。9月議会案件での上程を目指す。当初予算で工事費22億4763万円の2カ年継続費を設定。内訳は2024年度が13億4857万8000円、25年度は8億9905万2000円となっている。
サンレイク草木は既存施設が老朽化しているためにリニューアルを計画。施設の建て替えは既存施設が立地している敷地内で行うため、既存施設を解体した後、新たな施設の建設工事へ移行する。工期は21カ月を見込んでおり、25年度も建設工事を継続し、備品搬入などの開館準備を行い26年度の開館を予定する。新施設は日々の喧騒から離れ、主に若い女性をターゲットとして定めているほか、草木湖の再生や東町の活性化も目指している。
基本設計業務の中で想定する新たな施設については、分棟方式として進めている。宿泊施設は27棟となり、23棟が分棟で残る4棟がグランピング棟で構成することを決定。分棟型客室は高低差を利用することで、各部屋から草木湖を眺めることが可能で、全室にテラスも設置する。宿泊定員はエキストラベッドなどの使用により増加するが、60人程度を予定する。
このほかフロント、カフェ、展望ラウンジを内容としたセントラル棟を1棟、地域に開かれた浴室・サウナとして整備する温浴棟1棟、既存バーベキューハウスぐりりんの増改築を行いリニューアルする飲食棟が1棟の内訳となる。延べ床面積はグランピング施設を除き、約2666uとする。また、既存遊歩道の改修および眺望デッキの整備、支障木の伐採、宿泊施設での空中デッキなども整備する。基本設計業務はみどり草木湖リゾート(東京都千代田区)が担当している。
サンレイク草木は国民宿舎として1981年に開館した。RC造3階建て、延べ床面積3678u。新館は89年に整備された。客室は26室で定員は110人となる。このほか、大浴場や露天風呂、レストラン、売店、大広間なども整備されていた。屋外にはバーベキューハウスを配置。グラウンドゴルフ場は9274uの面積となる。