三豊市は、2018年12月に策定した「三豊市第2次総合計画」について、具体的な事業内容や事業費などを設定した「第6次実施計画」を策定した。計画期間は24〜26年度までの3年間。
計画では、第2次総合計画で設定した基本目標(産業・交流、教育・文化・人権、健康・福祉・医療)と基本方針(市民が可能性を切り開くまちづくり、効率的で健全な行財政運営)の実現に向け、具体的な事業を設定。
24年度に進展がある建設関連の主要事業では、(仮称)松崎地区就学前施設整備事業として、詫間町松崎の旧フラワーセンター跡地で用地造成工事と保育所型認定こども園の建築工事を行う。事業費は24年度が2億3275万円、25年度が8億5090万円、26年度が876万円。
教育・文化・人権の事業ではその他、豊中地区新設小学校建設事業として、豊中町本山で造成工事を継続して進める他、下半期から校舎・体育館の建築工事に着手する。事業費は24年度が7億9987万円、25年度が32億4581万円。
健康・福祉・医療の事業では、都市計画事業として、詫間町詫間で(仮称)市民センター詫間の新築工事と旧造船所跡地の多目的広場整備に着手する他、JR高瀬駅周辺にトイレや駐輪場などを整備するため、実施設計を行う。事業費は24年度が4億4973万円、25年度が10億3703万円、26年度が380万円。
基本方針に関連した事業では、公共施設再配置事業として、用途廃止施設の売却や解体、施設カルテの作成などに取り組む。事業費は24年度が4億5340万円、25年度が1億4203万円、26年度が6207万円。
また、実施計画では今後5年間の財政見通しについても試算。普通建設事業費は施設の新築工事など大規模事業が進む25年度の55億0900万円、26年度の115億7300万円をピークに、事業終了後の27年度以降からは35億円を維持すると試算した。
提供:建通新聞社