北陸地方整備局富山河川国道事務所は2024年度、国道41号大沢野富山南道路整備事業に15億円を投じ、用地買収や改良工事などに継続して取り組む。内訳は工事費が6億5000万円、測量設計費が9000万円、用地・補償費が7億5000万円、船舶・機械器具費が1000万円。
発注見通し(1日公表分)には▽加納地区他道路改良その2工事 ボックスカルバート工一式、排水構造物工一式 1億円以上2億円未満 第3四半期▽R6・7福居IC迂回路その3工事 道路改良一式、橋梁架替一式 2億円以上3億円未満 第2四半期−の2件が盛り込まれた。用地買収は富山市塩地区ほかで進める。
地域高規格道路・富山高山連絡道路の一部を構成する大沢野富山南道路は、大沢野地域における交通混雑の緩和と交通事故の削減のほか、国道41号の物流の信頼性向上などを目的にバイパス化するもの。計画区間は富山市栗山から楡原までの約12キロで、14年度に事業化した。区間内にはインターチェンジ5カ所、橋梁9橋、(仮称)大沢野トンネルを建設する。全体事業費は約380億円。