建設新聞社
2024/05/15
【東北・青森】26.7億で堀江組JV/旧弘前市立病院改修工事
弘前市は、旧市立病院改修の建築工事について、条件付き一般競争入札(総合評価落札方式)を行った結果、1落の26億7000万円で堀江組・南建設・弘和建設JVに決定した。評価値は94・0(技術評価点9・0点+価格評価点85点)。予定価格は26億7900万円。
入札者は、堀江組・南建設・弘和建設JV、吉川建設・オサ建設工業・工藤工務所JV。
これは、2022年3月に閉院となった同市大町3丁目8の1ほか地内の旧市立病院(RC一部S造地下1階地上6階建て、延べ1万3697・56平方b)を市民の健康寿命の延伸および中心市街地のにぎわい創出を図るため、「健康づくりのまちなか拠点」として整備するもの。
内部には、現在の弘前総合保健センターに設置されている「急患診療所」、健康診査や予防接種等を行う「保健センター」、これらを運営する「健康増進課」の執務室のほか、「高齢者健康トレーニング教室」、「障害者生活支援センター」、「幼児ことばの教室」、一般財団法人弘前市医師会が運営する「看護専門学校」等を配置する。
計画では、本館西側6階部分を解体撤去するほか、既設の内装・非構造部材等や既設の各種設備機器・器具・配管配線等を撤去。本館・東棟は構造耐震補強を行い、新たな用途に対応した間仕切り・内装更新・各部材部位の更新改修、新規設備計画による更新改修を行うとしている。
今回の工事では、建築は建築工事、耐震改修工事、既存撤去工事、外構工事(構内舗装、発電機室新設等)を含む。工期は26年7月2日まで。実施設計は前川建築設計事務所が担当した。
なお、関連工事となる電気設備は張山電気・日善電気・弘都電気JV、機械設備は弘前水道・東弘電機・大伸管工業所JVにそれぞれ決定している。
提供:建設新聞社