県は13日、フラワーパークかごしまの魅力向上へ、民間活力導入を視野にサウンディング型市場調査に向けた実施要領を公告した。6月3日に行う現地説明会の受け付けは31日まで。提案は6月4日から7月19日までで、12月に調査結果の概要を公表する。
調査の手順は、民間事業者から提案内容を書面で求め、県が確認して、個別ヒアリングを実施。併せて暫定利用するトライアルサウンディングも行う。
アイデアのイメージはカフェ、バーベキューサイト、キャンプサイトなどの設置・運営やレンタルサイクルやシェアサイクルの設置・運営等が考えられる。
具体的な提案を求めるのは、新設や既存施設の改修等が望まれる施設・設備、場所や規模、概算の収支見込み、実施に当たっての課題や県への要望。
事業方式は、内容に応じて、指定管理との業務委託契約、PFI事業、使用面積等に応じた使用料の設定など最適な手法の検討・選択等の提案を挙げている。
また、暫定利用するトライアルサウンディングでの提案も可能で、県の財政負担を求めるものではないことが条件。
県がまとめた施設アセスメントでは、サウンディング調査を行い、収益改善に向けたアイデアなど次期指定管理者公募に生かせる情報収集等に取り組み、数値目標を含む収益改善計画を策定する。
現在は、25年度まで指定管理者制度により、県地域振興公社が維持管理等を担当している。