京都府建設交通部は13日、令和6年度予算に係る公共事業及び単独公共土木事業(箇所決定)を公表した。
国の「防災・減災、国土強靭化のための5か年加速化対策」を最大限活用しつつ、府の総合計画に定めた8つのビジョンを支える人・物・情報・日々の生活の基盤づくり等を着実に推進。総合経済対策と一体的な予算として、16ヵ月予算として、公共・単独公共事業費684億3400万円(前年度比61億円増)を計上。前年度を上回る発注量を確保し、引き続き景気の下支えに万全を期す。
当初予算分の通常事業は、公共が394ヵ所・331億2000万円、単独が564ヵ所・202億5600万円で合計958ヵ所・533億7600万円(前年度比6・0%増)。
防災・減災、国土強靭化のための5か年加速化対策は、公共が171ヵ所・150億5800万円。
これらを合計すると、公共が565ヵ所・481億7800万円、単独が564ヵ所・202億5600万円で合計1129ヵ所・684億3400万円(前年度比9・9%増)。
通常事業を事業種別でみると、道路・街路が公共236ヵ所・191億5200万円、単独154ヵ所・69億1900万円の計390ヵ所・260億710万円。河川・海岸・ダムが公共37ヵ所・33億4400万円、単独167ヵ所・41億7700万円の計204ヵ所・75億2100万円。砂防が公共75ヵ所・19億6200万円、単独84所・13億7600万円の計159ヵ所・33億3800万円。港湾が公共12ヵ所・5億1300万円、単独7ヵ所・11億5900万円の計19ヵ所・16億7200万円。上下・工業用水・下水が公共10ヵ所・46億1500万円、単独8ヵ所・14億8400万円の計18ヵ所・60億9900万円。公園・住宅・その他が公共24ヵ所・35億3400万円、単独144ヵ所・51億4100万円の計168ヵ所・86億7500万円。
主な新規事業をみると、一般国道477号(横田橋・横田新橋)(南丹市)について、一級河川園部川の河川改修事業(園部川治水対策事業)と合わせ、2橋の集約化(橋梁改良事業)を行う。総事業費は約12億円を見込む。
都市計画道路河原町内林線(南丹市園部町)について、電線共同溝の整備を行う。総事業費は約9億4000万円を見込む。
都市計画道路宇治淀線(弐番〜神明)(宇治市宇治弐番〜神明石塚)について、歩道がないため、歩行者の安全確保を目的に、約400mの当該区間の道路整備により、緊急輸送道路の無電柱化を推進するとともに、通学路の安全対策を行う。総事業費は約35億円を見込む。
通常砂防事業では、鈴谷川(長岡京市奥海印寺鈴谷)の砂防堰堤(総事業費3億6000万円)、国分谷川(亀岡市千歳町国分)の砂防堰堤・渓流保全工(総事業費8億円)、大空川(福知山市夜久野町畑)の砂防堰堤・渓流保全工(総事業費9億円)、第1辻川(宮津市惣)の砂防堰堤・渓流保全工(総事業費6億円)に新規着手する。
農林水産部をみると、箇所数は145ヵ所で事業費は65億3100万円。前年度(66億2500万円)と比べ1・4%減。
当初予算分の通常事業は、府営が51ヵ所・18億7900万円、団体営が86ヵ所・22億2400万円の計137ヵ所・41億0300万円(前年度比1・0%減)。
防災・減災、国土強靭化のための5か年加速化対策等は、府営が20ヵ所・11億4600万円、団体営が21ヵ所・12億8200万円の計41ヵ所・24億2800万円。
これらを合計すると、府営が59ヵ所・30億2500万円、団体営が86ヵ所・35億0600万円の計145ヵ所・65億3100万円。
通常事業を事業種別でみると、農業農村整備が府営23ヵ所・9億6300万円、団体営32ヵ所・7億4200万円の計55ヵ所・17億0500万円。森林保全整備が府営23ヵ所・7億8800万円、団体営43ヵ所・10億6100万円の計66ヵ所・18億4900万円。漁港漁場整備が府営5ヵ所・1億2800万円、団体営11ヵ所・4億2100万円の計16ヵ所・5億4900万円。