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建設新聞社
2024/05/14

【東北・宮城】WTO工事4件を9月公告/県民会館・NPOプラザ複合施設の新築

 宮城県は、県民会館・NPOプラザ複合施設整備に関してWTO対象工事で建築・電気・空調・舞台設備4件を9月に公告する見通しだ。
 13日付で更新された発注見通しによると、4件いずれも9月に公告を予定し、2025年2月の議会承認を目指す。工期はいずれも約36カ月で、概算金額は建築が230億円、電気が35億円、空調が50億円、舞台設備が45億円。
 建設場所は仙台市宮城野区宮城野2の301の1の一部地内で、都市計画道路・元寺小路福室線沿いとなる仙台医療センター跡地の約5万3200平方b。基本・実施設計は石本建築事務所が作成し、管理運営はシアターワークショップが担当する。
 施設規模は基礎免震構造を採用するSRC一部RC、S造地下1階地上4階建て、延べ約2万9000平方b。基本設計の概要公表時点では5階建てを想定したが、集積する機能は変更せず、階層を4階建てに変更した。
 集積する機能は、約9000平方bのホール、約3800平方bの創造・育成・連携拠点部門(スタジオシアター、スタジオ等)、約600平方bのNPO部門(交流サロン、NPOルーム等)、約4300平方bの交流・コミュニティ部門(ギャラリー・会議室等)、約1万0600平方bの管理運営部門(事務室、廊下、機械室等)。
 ホールは1〜4階までで約2200席を確保し、東北初となる主舞台開口約18b×奥行18bの四面舞台などを備える。1〜2階のスタジオシアターは最大約600席、1階のスタジオは最大約300席を設ける。
 環境配慮に関してはZEB化を目指すほか、ユニバーサルデザインを取り入れる。
 なお入札方法については今後、決定することから変更となる場合があるとしている。

 提供:建設新聞社