全国情報ネットワーク：各地域で信頼される専門紙33紙で構成

　北陸地方整備局金沢河川国道事務所は１０日、能登半島地震で被害を受けた道路復旧の初弾工なる「Ｒ６能越道高田舗装復旧工事」「Ｒ６能登国道維持舗装復旧その１工事」「同その２工事」など一般競争入札７件を公告した。能登国道維持舗装その１、２の２件は一括審査方式の対象で、単体以外に能登地域復旧・復興建設工事共同企業体（ＪＶ）も参加できる。
　その他の発注案件は「Ｒ６能越道穴水越の原道路復旧その２工事」「Ｒ６能登国道維持舗装復旧その３工事」「同その４工事」「同その５工事」。舗装復旧その３〜５の３件は一括審査を試行する。
　申請書の受付期間は穴水越の原道路が２０、２１日、能登国道維持舗装その３〜５が２２、２３日、高田舗装と能登国道維持舗装その１、２の３件が２４日と２７日。すべて総合評価落札方式（施工能力評価型２型）や「ＩＣＴ活用」「ＢＩＭ／ＣＩＭ適用」などの対象案件となる。
　入札参加については、高田舗装と能登国道維持舗装その１、２はアスファルト舗装工事Ａ等級の認定や本店、支店、営業所いずれかの所在地が北陸地方整備局管内などの資格が必要。その１、２で復旧・復興ＪＶを結成して申請する場合、構成員のうち１社は県奥能登・中能登土木総合事務所管内に主たる営業所があることを求めている。
　穴水越の原道路は一般土木工事Ｃ等級、能登国道維持舗装その３〜５はアスファルト舗装工事Ｂ等級の認定を受けていること。
　工事では能越自動車道田鶴浜道路や、のと里山海道、能越道七尾氷見道路、国道１６０号、国道１５９号などを対象に、権限代行制度などに基づき復旧する。工期はすべて来年３月３１日まで。
　開札日ごとの各工事の概要は次の通り。
【６月２４日開札】
▽Ｒ６能越道穴水越の原道路復旧その２工事　穴水町越の原（橋りょう部分を除くのと里山海道穴水ＩＣ〜越の原ＩＣ間）　概要＝路体盛土１万４０００立方メートル、路床盛土１０００立方メートル、自走式土質改良１万７８００立方メートル、アスファルト舗装工（本線）１８５０平方メートルなど
▽Ｒ６能登国道維持舗装復旧その３工事　七尾市下町（国道１５９号）　概要＝アスファルト舗装、舗装打ち換えなど
▽Ｒ６能登国道維持舗装復旧その４工事　中能登町武部（国道１５９号）　概要＝アスファルト舗装、舗装打ち換えなど
▽Ｒ６能登国道維持舗装復旧その５工事　中能登町武部ほか（国道１５９号）　概要＝竹生野、武部、久江、小金森の４地区でのアスファルト舗装、舗装打ち換えなど
【７月１日開札】
▽Ｒ６能越道高田舗装復旧工事　七尾市高田町〜赤浦町（能越道田鶴浜道路）　概要＝コンクリート舗装１５００平方メートル、路面切削６０００平方メートル、舗装打ち換え２０００平方メートル、オーバーレイ２万１０００平方メートルなど
▽Ｒ６能登国道維持舗装復旧その１工事　七尾市千野町ほか（能越道七尾氷見道路、穴水除雪ステーション付近）　概要＝舗装切削オーバーレイ（七尾氷見道路）、アスファルト・コンクリート舗装（穴水除雪ステーション）など
▽Ｒ６能登国道維持舗装復旧その２工事　七尾市山王町（国道１６０号）　概要＝アスファルト舗装、舗装打ち換えなど