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建設経済新聞社
2024/05/10

【京都】約1000uの新校舎増築 武道場解体し跡地に計画 基本計画策定でプロポーザル公告

 京都市教育委員会は、左京区岩倉の洛北中学校において、生徒数の増加で必要教室等の不足が見込まれることから、新校舎の増築を検討。基本計画の策定に着手する。
 洛北中学校(左京区岩倉忠在地町309、校地面積1万5287u、建物敷地面積5290u)の敷地北西角の武道場(RC造平屋建、417u/昭和34年築)を解体し、跡地に新校舎を計画。新校舎はRC造一部W造2階建、延約1000uを想定し、職員室(230u)、保健室(64u)、分割教室(32u×3室)、多目的室(200u)、トイレ(適宜)を収容する。
 増築する建築物については、市の公共建築物脱炭素仕様(令和6年3月改定)に基づき、ZEB Readyを目指す。
 普通教室・特別教室等の再配置も計画。新校舎への管理諸室の移設に伴い、既存校舎内の特別教室について利便性等を考慮し再配置する。特別教室等の改修により普通教室を増設し、生徒数増加に対応する。改修工事の対象施設は、10南校舎がRC造2階建、延703u(昭和47年築)、15管理棟がRC造4階建、延2999u(昭和54年築)、20管理棟がRC造4階建、延870u(昭和57年築)、12北校舎がRC造3階建、延1847u(昭和50年築)。
 工事費は6億円程度(税込)を見込む。
 令和6年度に基本計画にとりかかるとともに、仮設校舎の設置に着手。7年度〜8年度に基本設計・実施設計を進め、仮設校舎の供用開始する。9年度〜令和10年度に工事を進め、10年度の供用開始を目指す。
 市教委は9日、京都市立洛北中学校校舎等整備事業に係る基本計画策定業務委託について、公募型簡易プロポーザルで公告した。
 主な業務内容は、@計画地の条件整理及び現況調査A計画対象施設(新校舎)の内容及び施設規模の検討B計画対象施設(既存校舎)内部改修工事の検討C工事費、工期の算定、全体スケジュールの検討。
 委託期間は令和7年2月28日まで。
 委託金額の上限額は1500万円(税込)。
 プロポの主な参加資格は、▽京都市の一般競争入札有資格者名簿に登載▽一級建築士事務所としての登録を有している▽平成26年4月1日以降、学校教育法に基づく学校施設に係る基本計画策定又は基本設計もしくは実施設計の業務を受託し、当該業務を行った実績がある(ただし下請け契約は除く)等。
 参加表明書の提出は5月17日まで、技術提案書の提出は5月31日まで。受託候補者選定結果の通知発送は6月中旬を予定。
 担当は京都市教育委員会事務局教育環境整備室(рO75−222−3796)。