県土整備部は7日、本年度から試行する建設コンサルタント向けの「若手技術者育成支援モデル業務」として5件を選定した。45歳以下の技術者が主体になって業務に携わり、経験値を積んでもらう。
各県土が土木関係建設コンの一般的な業務から地域密着型総合評価を適用する予定価格800万円未満の案件からモデル業務を選んだ。
「管理技術者」には4月1日時点で45歳以下の技術者を配置。合わせてサポート役にベテランの「管理補助技術者」をつけることが入札要件。総合評価では管理補助技術者が保有する資格を評価対象とする。
モデル業務の試行について、同部は「若手技術者が業務に従事する機会を作ることが目的」(県土総務課)と説明。若手が主体的な役割を果たしているかどうかを確認して効果を検証していく。モデル業務は次の通り。
▼県道鳥取国府岩美線(宮ノ下工区)通学路安全対策工事「測量設計業務委託」=発注時期5月、500万円▼大背地区林地荒廃防止工事「詳細設計業務委託」=6月、600万円▼小河内下谷川砂防事業新規事業化調査業務委託=6月、700万円▼岩屋谷米子線(青木工区)歩道設置工事「測量設計業務委託」=6月、800万円▼横路川砂防施設メンテナンス工事「測量設計業務委託」=7月、500万円
日刊建設工業新聞