高島市消防総務課は、安曇川町にある「南部消防署」について、大規模改修を計画しており、近く指名競争入札で工事発注する。
工事期間は、年内での完了を目指す。
内容によると、南部消防署は、高島市安曇川町青柳696―1に位置し、延床面積827・41平方b。今回の建築改修工事の概要は、仮設工事、外壁・内装・床等塗装改修工事、仮眠室改修工事、通用口雨除設置工事、2階屋外機置場訓練場改修工事、建具(車庫オーバースライダー等)改修工事、2階体力錬成室等ブラインド設置工事などに取り掛かる。
同施設は、建築から25年が経過しており、庁舎は防水性能や外装の老朽化による雨漏りや劣化が見られ、車庫オーバースライダーは長年の使用により動作不良を生じやすい。夜間照明使用時に近隣への迷惑防止のために設置した暗幕は劣化し、職員通用口である北側出入口上の庇は老朽化している。近年では、複雑多様化する災害に対応できる訓練のための施設が、現在の南部消防署には設けられておらず、さらに現在の仮眠室は個室化されていないため、職員のプライバシー保護が脆弱かつ女性消防職員の配属を困難にしている状況。その諸課題解決に向けた南部消防署の大規模改修工事を行うことによって改善を図っていく。
なお、設計は、安原篤司建築事務所(高島市)が担当している。
提供:滋賀産業新聞