日本工業経済新聞社(埼玉)
2024/04/30
【埼玉】さいたま市測協、市職員研修に講師派遣
さいたま市測量設計業協会(下平栄男会長)は25日、さいたま市の技術職員研修へ講師を派遣し、路線測量と用地測量の基本や実務に関わる内容を指導した。
この研修は、さいたま市が技術職員を対象に技術力の向上を図ることを目的に、事業計画を策定するための基礎資料となる測量業務の重要性を認識し、実際の作業を理解するために開いているもので、今回が17回目。
研修に先立ち、さいたま市技術管理課の竹越義倫課長は「研修にあたり、さいたま市測量業協会に全面的にバックアップいただいている。わからないことがあれば、専門家である講師に質問して技術を身に着けてほしい」と呼び掛けた。続いて下平会長は「路線測量と用地測量に分かれ、会員企業が講師となりわかりやすく指導します。きょうの研修を、今後の業務に役立ててください」と有意義な研修となるよう期待した。
研修は、見沼区にある市の職員研修センターで実施。初級研修は昨年10月以降に採用された40人が午前21人、午後19人に分かれて班毎に路線測量と用地測量を体験。上級研修は土木系技術職員15人が参加し、CIMやICTを活用した測量に関する最新動向に理解を深めた。講師は、初級がフジ測地、共進調査設計、中央測地、東新測量設計、北関東設計測量、宮原設計測量。上級は埼玉測機社が担当した。