建設新聞社
2024/05/08
【東北・秋田】三菱重工業で10月着工/木地山地熱発電所の建設
東北自然エネルギー(仙台市青葉区一番町3の7の1 下取順文取締役社長)は、秋田県湯沢市で建設を計画している木地山地熱発電所に関し、三菱重工業の施工を決めた。着工は10月。
同社は東北電力のグループ企業で、2015年7月に数社が合併して設立。施工地は栗駒国定公園第2種特別地域内の湯沢市皆瀬桁倉地内で、対象事業実施区域は約7万6000平方b(発電所敷地約6万1000平方b、資材置き場約1万5000平方b)。出力は1万4999`hを想定しており、発電方式はシングルフラッシュ。
主な機器は、蒸気タービン(単車室衝動式軸流排気型復水タービン)、発電機(空気冷却円筒型回転子三相同期発電機)、主変圧器など。生産井は6本計画しており、2本は調査井を転用。還元井は2本設ける。発電した電気は、東北電力に全量売電する。
現在は環境アセスメントを進めており、10月の着工、2029年11月の運転開始を予定している。
提供:建設新聞社