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県東部農業事務所館林農村整備センター（渡邉玲センター長）は２０２４年度の事業概要を明らかにした。館林市野辺町などで実施する野辺地区のほ場整備に事業費１億５０６８万８０００円を確保し、工事着手する。24年度から28年度の間で工事を分割し、順次発注していく見込み。五箇谷地区では補完工事などを内容としており、９３００万円の事業費を確保している。
それぞれの工事は基本的に第２四半期中の発注となりそう。主な事業は次の通り。
【野辺地区】
館林市野辺町を中心に、千代田町萱野と明和町大輪の一部を受益地とする野辺地区でほ場整備を計画しており、24年度から工事着手する。24年度は10・９haで整地工を行う。23年度は実施設計を藤和航測（前橋市）が手掛けた。同地区での事業範囲は73・１ha。整地工58・５haに併せ、道路工８６００ｍ、用水路工６０００ｍ、排水路工７５００ｍおよび暗渠排水51・７haを予定している。道路工はアスファルト舗装および砂利舗装により全幅５ｍで整備する。用水路工は３００�o〜８００�o×２００�o〜４９０�oのベンチフリュームを用い、排水路工は３００〜１２００�o×３００〜１０００�oの排水用Ｕ字溝を使用する。暗渠排水は素焼土管φ75�oで計画している。24年度に予定する工事内容については、整地工10・９ha、用水路工８００ｍ、排水路工１３００ｍ、道路工１８００ｍとしている。
【五箇谷地区】
事業費９３００万円を確保し、揚水機場１基の更新を計画。工事内容は建屋およびポンプの更新を予定している。また補完工事一式を実施する。
【城沼水路地区】
板倉町籾谷地内などで進めている城沼水路改修事業で、付帯工一式などを行い同地区での工事は完了となる。事業費に３１１６万２０００円を計上。内容は舗装復旧工１２００ｍや取り付け区間の工事を行う。
【下江黒地区】
揚水ポンプ機場撤去に向けた実施設計業務委託料に７００万円を確保。既存の揚水ポンプは、河川管理者との協議完了後、25年度に撤去工事を行う予定。なお、同地区は22年度で区画整理工は全て発注が完了。23年度は補完工事と確定測量などを行い、24年度に換地処分登記を行い事業完了となる。