北海道建設新聞社
2024/05/07
【北海道】札幌市の24年度国費配分内定額は4%減、218億円
札幌市への北海道開発予算など国費の2024年度配分内定額は218億800万円となっている。前年度配分額と比べて4%の減少。公営住宅等整備や水道は伸びた。23年度補正分を含めた16カ月ベースでは246億1600万円と2%下回った。
市が4月30日に明らかにした。開発予算や全国枠の社会資本整備総合交付金をはじめ国土交通省が所管する国費を一括計上している。
内訳は、開発予算が0・2%増の172億7300万円、全国枠が17・1%減の45億3500万円。交付金別に見ると、社会資本整備総合交付金等が5・5%減の149億4300万円、防災・安全交付金が0・6%減の68億6500万円となっている。
事業別では、道路が17%減の32億1300万円、下水道が0・3%減の39億円。街路は17億6000万円で0・8%上回った。
環境衛生は17・3%減の46億9600万円となり、駒岡清掃工場更新が大半を占める。公営住宅等整備は30・4%増の27億6000万円で、発寒団地や伏古団地の建て替えに活用する。
水道は、豊平川水道水源水質保全の工事本格化に伴い2・3倍の5億6700万円となった。市街地再開発は24億8000万円と12・6%増。北5西1・西2地区、北4西3地区と大通西4地区を補助する。
バリアフリーは5・3倍の7400万円と大きく伸ばした。宿泊施設の改修費補助や公共施設改修に充てる。
国際競争は6500万円。北5西2地区再開発地区の路線バスターミナル整備遅延に伴い89・4%の大幅なマイナスとなった。