新潟県農地部農地計画課は、五箇地区(五泉市)経営体育成基盤整備事業に新規着手する方針だ。整地工や用水路工などに総事業費80億円を投じていく。
計画によると、農地中間管理機構の活用により、農業法人2組織と個別経営体12人の担い手への農地の集積および集約化を加速し、収益性の高い農業経営を行うことができる農業経営規模の拡大に向けた整備を推進するもの。これにより、効率的で安定的な水稲生産を主体に園芸品目(キャベツ、えだまめ、さといも等)の作付導入で収益性の高い営農の実現に取り組んでいく。
工事概要は区画整理として、整地工他223・4ヘクタールおよび暗渠排水工223・4ヘクタールのほか、用水路工178・4ヘクタールを整備する。2023年度に採択され、32年度の事業完了を目指していく。受益面積は223・4ヘクタール、受益者数が277人。関係土地改良区は早出川となっている。