トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

北陸工業新聞社
2024/05/07

【石川】4億5000万円で上部工/二ツ梨高架橋、二ツ梨跨道橋/整備局金沢/小松BP4車線化

 北陸地方整備局金沢河川国道事務所は今年度、能美市―加賀市間の国道8号小松バイパス(BP)の4車線化延伸について、事業費4億5000万円を投入し、最終工区となる小松市津波倉町―加賀市箱宮町間3・7キロで二ツ梨高架橋と二ツ梨跨道橋の上部工を中心に工事を推進する計画だ。
 今年度の計画では、昨年度末に一部発注された小松市二ツ梨町に架設する二ツ梨高架橋(橋長162メートル、8径間プレストレスト・コンクリート橋)の上部工のうち、A1橋台〜P4橋脚区間の整備を進める。工期は約11カ月を見込む。設計は東京コンサルタンツが担当。
 二ツ梨跨道橋(橋長50メートル、3径間プレストレスト・コンクリート橋)は昨年度に橋脚2基の下部工が発注されており、今年度は工事が終わり次第、上部工に取り掛かる。工期は8カ月の予定。設計はオリエンタルコンサルタンツが担当した。
 発注されるのは「R6・7小松バイパス二ツ梨高架橋上部その2工事」(工事発注規模3億円以上8億1000万円未満)、「R6小松バイパス二ツ梨跨道橋上部工事」(同1億円以上2億円未満)の一般競争入札2件。二ツ梨高架橋は第2四半期、二ツ梨跨道橋は第4四半期の入札を予定する。
 小松BPは能美市大長野町―加賀市箱宮町間15・6キロの主要幹線道路で、開通済みの金沢BPや金沢西BP、加賀産業開発道路と接続する。2003年にほぼ全区間が暫定2車線で供用を開始し、15年から24年にかけて能美市大長野町―小松市津波倉町間11・9キロの4車線区間が順次整備された。
 全幅員は平地部50メートル、山地部28メートルで、幅3・5メートルの車道を4車線分確保。平地部には5メートルの副道を上下線に整備し、山地部には3・5メートルの歩道を設置する。総事業費は125億円を見込む。

hokuriku