県は1日、大型建築物の鹿屋警察署庁舎改築(建築、債務)と県営住宅建設(原良団地7期A―8号棟建築、債務R6)のほか、隼人工業高校大規模改修(産13号棟1期・建築、債務)の計3件を一般競争入札で実施する要領を公告した。参加資格は鹿屋と原良は3者JV、隼人は単体施工。3件とも、技術資料は20日、入札参加は31日までの提出を求め6月5日に開札する。
鹿屋警察署庁舎改築の建物規模はRC造6階建4425・33u。工期は2026年9月16日まで。24年度当初予算では債務負担行為で支出年度が26年度までの限度額24億1446万円を設定した。
原良団地は最後の整備となるA−8号棟が対象で建物規模は同10階建3537・74u、工期は26年3月6日まで。債務負担行為で10億4000万円を確保している。
2件の参加資格をみると、代表者は建築一式の総合評定値が920点以上で単独の元請けまたは共同企業体の代表者として、09年度以降にRC造またはSRC造(RC造等建築物)で延べ面積が1500uの施工実績。
構成員はA級に格付けとRC造等建築物の1000u以上の施工実績、もう1者はA級またはB級で500u以上の経験、出資比率は20%以上を求めている。
隼人工業高校大規模改修(産13号棟)はRC造2階建約2500uで今回、1期分として同924・03uが対象。工期は25年2月20日まで。参加資格は特定建設業の許可や建築一式A級となっている。
■今後の公告見通し
志布志と錦江湾
今後、公告が見込まれるのは、志布志高校校舎改築があり、建物規模はRC造4階建約5400u。現在、実施設計中で、発注時期は年度後半になるもよう。
また、錦江湾高校屋内運動場改築の建物規模はRC造2階建約3280u。23年度3月補正予算で2024、25年度を支出年度とする限度額20億227万円の債務負担行為を計上した。