建設新聞社
2024/05/02
【東北・青森】レノバが東通村陸上風力発電事業
レノバ(東京都中央区京橋2の2の1 木南陽介代表取締役社長)は、東通村陸上風力発電事業(仮称)の計画段階環境配慮書について縦覧を開始した。期間は6月4日までで、同社のHPや東通村役場、むつ市役所で閲覧できる。
同事業は、温室効果ガスの排出量削減やエネルギー自給率の向上に寄与するとともに、地域経済への貢献などを図ることを目的としている。
事業実施想定区域は東通村蒲野沢地区と目名地区周辺の約2200f。ここに、32〜50基程度の風力発電機を設置し、出力は16万8000〜24万`h程度を見込む。発電機の単機出力は4200〜7500`h程度で、ブレードは3枚、ローター直径は約136〜171b、ハブ高さは約115〜152b、最大高さは約183〜237・5b。基礎形状は今後の地質調査等の結果を基に検討する。
また、変電設備を設置する予定だが、現時点での位置等の詳細は未定とし、送電線および連系地点等を含め、今後の詳細設計を踏まえ計画する。
工事内容は、造成・基礎工事等(機材搬入路およびアクセス道路整備、ヤード造成、基礎工事等)、据付工事(風力発電機据付工事(輸送含む))、電気・計装工事(送電線工事、所内配電線工事、変電所工事、建屋・電気工事、計装工事)。
工事期間は着工から約57カ月程度(冬期休工等を含む)を想定。建設工事は2029年8月〜34年1月、試験運転は34年2月〜7月、34年8月の営業運転開始を目指す。
なお、計画段階環境配慮書の作成は建設技術研究所が担当した。
提供:建設新聞社