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日本工業経済新聞社(群馬)
2024/05/01

【群馬】学校給食センターの建て替えに向け基本計画を6月に公募型プロポーザルへ


吉岡町は、学校給食センター(南下1388−3)の建て替えに向けた基本計画策定業務を6月に公募型プロポーザルで公告する。建設候補地は、北下地内にある明治小学校の北東側の民地で、面積が約4700uとなっている。基本計画を2024年度末までに策定し、25年度から26年度で基本設計と実施設計をまとめる。26年度には建設工事に着手し、1年半の建設期間を経て、28年9月から給食提供の開始を目指す。
新たな施設の規模は、既存施設よりも大きくなる見通しで、給食提供数も現在の約2000食から3000食程度の規模としてプランニングを行っている。また、現在の衛生基準に沿って運用するため、給食室ではドライ方式を採用する可能性が高い。さらに、アレルギー対応についても検討していく。
基本計画策定に向けた支援業務を月内にも群馬県建設技術センター(前橋市)へ随意契約で委託する見通し。また、プロポーザルの公募前に同施設建設に向けた検討委員会を立ち上げる方針としている。なお、21年度に直営で基本構想の策定を行っている。
既存の給食センターは駒寄小学校(漆原1016)、明治小学校(北下433)および吉岡中学校(南下1383−2)の提供分を担当している。施設はS造2階建て、延べ床面積789uの規模。新耐震基準によって設計されているものの、1988年の完成した施設となるため、老朽化が著しい状況。また、児童数の増加により今後も調理数の増加が見込まれており、施設の狭あい化が課題となっていた。
厨房機器の修繕などのほか、2022年度に外壁塗装工事と空調修繕工事を実施し、22年度には床の修繕を行っている。
なお、同町では沼田市の学校給食センター(利根町大原1512−1)への視察を予定している。同施設は20年7月に完成した、S造2階建て、延べ床面積2835・04u、給食数約3900食を提供している。