湯沢市観光・ジオパーク推進課は、道の駅おがち「小町の郷」リニューアルに関し、駐車場増設の1期造成を今月8日に公告する見通し。道の駅隣接の約1haを用地造成し、小型車98台、大型車17台、障害者用駐車場3台規模を確保する。測量設計は柴田工事調査でまとめた。1期造成で盛土を行い、7年度に2期造成として舗装を実施する。
計画は、国が進めている東北中央自動車道「横堀道路」(7年度開通予定)の整備に合わせ、道の駅を利用しやすい施設にリニューアルし、周辺の地域活性化を図るもの。駐車場の増設と施設の整備を実施予定で、11年度の事業完了を目指している。
駐車場の増設用地は現在、芍薬専門の展示植物園「小町芍薬苑」となっているため、芍薬の一部を道の駅そばの「小町の郷公園」に移植し、芍薬以外の花も植える。造園工事として今月23日または6月12日に公告予定だが、一部の花は越冬の都合から植栽時期は秋頃が望ましいため、着工は秋頃となる見込み。
施設整備では、施設内にあるトイレと観光案内所を施設外に新設。移設後の空きスペースと既存の物販スペースを改修し、新たな物販スペースとしてリニューアルする計画。基本調査とアスベスト含有調査を繁忙期を避け児童・生徒の夏休み後に実施する予定で、8月頃の公告、9月頃の着手を見込んでいる。
トイレ・観光案内所の新設を先行して行う予定で、早ければ7年度に設計を委託、8年度に着工する。内部改修の整備スケジュールは、基本調査の結果を踏まえ検討する。
提供:
秋田建設工業新聞社