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滋賀産業新聞
2024/05/02

【滋賀】県木之本支所 柳ヶ瀬地先の砂防堰堤1基新設

 滋賀県長浜土木事務所木之本支所は管内の長浜市余呉町柳ヶ瀬地先において、砂防堰堤1基の新設を想定する新谷補助通常砂防事業に新たに24年度から取り組む。23年度末に委託済みの測量業務を9月まで進めると共に近く5月開札予定の設計業務を公告済で、砂防堰堤1基および床固工の予備設計一式と流木対策調査を委託し12月にもまとめる見通し。24年度の予備設計と測量完了を経て25年度にも詳細設計を委託し同年度中に完了させたい計画で、26年度は用地取得に係る測量業務を委託し完了後取り組む用地取得が順当にいけば、27年度にも事業費を予算措置し初弾工事を発注・着工したい考え。今後の予備設計で確定するが整備内容が堰堤1基のみの場合早ければ27〜28年度の2ヵ年で施工し完了、堰堤以外の流路工等の整備などが決まれば更に29〜30年度も工事施工を想定している。
 近く委託する(5月17日開札予定)新谷補助通常砂防調査設計委託業務では、1基を想定する砂防堰堤および床固工の予備設計一式と、流木対策調査一式を委託。長浜市余呉町柳ヶ瀬地先にある流域面積0・11平方qの「新谷」における災害防止のため、必要な機能と安全性を有する土石流・流木対策施設として砂防堰堤及び床固工の堰堤規模、型式、形状、位置、構造を計画・設計する。現時点では堰堤高は15b未満で設置数は1基を想定。設計条件は現場打ち、プレキャストによるコンクリート構造物の比較検討を行い、本体工事費および仮設工(足場工、土留工、水替工、冬期施工が想定される場合雪寒施設工)他を試算。委託期間は12月18日まで。
 なお、23年度末に新谷補助通常砂防測量業務を第一設計監理(湖南市)に委託済み(3月19日開札)で、長浜市余呉町柳ヶ瀬地先において2級基準点測量2点、4級基準点測量26点、0・14平方qの範囲でUAVレーザー測量業務を実施中で、委託期間9月末までに完了する。23年度末委託済みの測量は9月末まで進め、24年度5月委託予定の砂防堰堤・床固工の予備設計および流木調査を12月完了し、順調にいけば25年度詳細設計を委託・完了から26年度取得に向けた測量を発注・完了を経て用地取得が順調にいけば、27年度初弾発注し砂防堰堤1基のみ整備する場合は28年度完了、他に流路工の整備なども伴う場合は各施設に2ヵ年を見込んで27〜30年度の計4ヵ年の施工期間を予測している。

提供:滋賀産業新聞