京都市は、西京区の洛西ニュータウンのタウンセンターエリアについて、小畑川中央公園やバスターミナル広場などを含め、将来的な再整備に向けた構想をまとめる。
都市計画局は4月26日、「タウンセンターエリアにおける公共空間再整備構想策定業務」について、簡易公募型プロポーザルで公告した。
業務内容は@ニーズの把握整理A再整備構想の検討・作成(現状の利用状況などを分析するとともに、タウンセンター全体の動線や、賑わい創出などの観点から、タウンセンター内の通路や広場の整備の方向性を整理する。また整備手法、整備範囲などについて複数案を作成し、各案を比較検討できるよう工夫する。小畑川中央公園、パーゴラ広場、バスターミナル広場のエリアは必ず整備の検討範囲に含めるとともに、将来的な整備イメージが分かるような具体的なスケッチ又はパースを作成する)Bエリア価値向上に向けた検討(公共空間の再整備と併せて、エリア全体のデザインコードの検討や洛西エリアのブランディングの検討など、タウンセンター全体のエリア価値を向上させるための提案を行う)CグランドデザインのバージョンアップD関連業務との連携Eその他。
業務の期間は令和7年3月31日まで。
委託上限額は750万円(税込。)
プロポの主な参加資格は、▽京都市の指名競争入札有資格者名簿に登録している者であること。ただし市の競争入札参加有資格者でない場合であっても、京都市競争入札等取扱要綱第2条第1項各号に掲げる資格を有するものである場合は当該プロポ等においては競争入札有資格者とみなす▽今回の業務と同種又は類似の業務について、地方公共団体、都市再生機構又は地方住宅供給公社(これらに準じる組織を含む)からの受託実績があること。ただし、今回の業務のプロポの公告の日前10年以内に業務を完了したものに限る。同種業務は公共空間(広場や公園等)の利活用に関する業務又は整備計画の策定業務並びにこれらに準じる業務、類似業務は公共建築物の計画・設計業務▽技術士(建設部門)、一級建築士又は二級建築士のいずれかの資格を有する技術者を配置すること等。
企画提案書等の提出は5月20日まで。選定の結果は5月27日までに応募者へ書面で通知する。
担当は京都市都市計画局住宅室住宅政策課(рO75−222−3666)。
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なお都市計画局は、タウンセンターエリア内の公共空間を活用した市民協働によるまちづくりの支援業務について、簡易公募型プロポーザルで担当業者を選定する。
タウンセンターエリア内の広場や公園等の活用促進を前提として、市民、行政等の多様なステークホルダーの参画による「市民協働による洛西ニュータウンまちづくりプロジェクト(仮称)」を実施するため、プロジェクトの立ち上げ支援、運営支援、市民協働による社会実験の実施などを行うもの。