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　琴平町は、統合小学校と統合こども園の整備に向け、両施設の基本・実施設計を一括で委託する。選定にはプロポーザル方式を採用し、６月までに公告する予定だ。建設候補地は現段階で町の中央部に３カ所（いずれも１万５０００〜１万８０００平方�b）あり、順調であれば６月までに決定して用地交渉を進める。２０２９年４月の開校・開園を目指す。
　同町は、児童減少によって教育の機会が損なわれている現状を改善するため、三つの町立小学校と二つのこども園をそれぞれ一つに統合する。統合小学校と統合こども園は１カ所に併設する。これにより、小学校進学後の生徒への配慮や、備品の貸し借りなどが容易となる。小学校とこども園を一連のものとし、教育と保育の連携を図る狙いだ。
　想定規模は、小学校が鉄筋コンクリート造３階建て延べ３９００平方�b。こども園が鉄筋コンクリート造２階建てもしくは平屋１４００平方�b。別に設ける体育館は、鉄筋コンクリート造平屋９２０平方�b。
　本年度は基本・実施設計と用地買収、25年に造成工事を行う。統合小学校は26〜27年に校舎、28年に体育館の新築工事、29年に外構工事を実施する。統合こども園は26〜27年に新築工事と外構工事、28年に引っ越し作業を実施する。
　統合する小学校は、琴平小（琴平町１４５ノ１）、榎井小（榎井58ノ３）、象郷小（上櫛梨26）。規模は、琴平小が鉄筋コンクリート造３階建て延べ４３１１平方�b。榎井小が鉄筋コンクリート造３階建て延べ３６７７平方�b。象郷小が鉄筋コンクリート造３階建て延べ２７５０平方�b。
　こども園は、南こども園（琴平町１０３）と北こども園のめばえ棟（苗田６３４ノ１）・みのり棟（上櫛梨31ノ１）。規模は、南こども園が鉄筋コンクリート造２階建て延べ９４９平方�b。北こども園めばえ棟が鉄筋コンクリート造２階建て延べ５０７平方�b。みのり棟が鉄筋コンクリート一部鉄骨造平屋４５０平方�b。

提供：建通新聞社