県土整備部は2024年度、補助と交付金を充てる道路事業に163億円を投じる。前年度(162億円)に比べて2%増。地域高規格道路は4事業に46億7000万円で、江府道路の久連トンネルは追加工事を発注する。
国予算内示を受けて、同部道路建設課が各事業の予算概要をまとめた。
補助事業は106億円となり、地域高規格の倉吉関金道路ではU期区間の概略設計を進める。久連トンネルは26年までの債務負担行為を新たに設定。うち初年度の予算5億円を確保し、トンネルの継続工事に向かう。このほか道路メンテナンス(維持修繕系)に33億円、通学路安全対策に13億円。
一方、交付金事業は56億円が内示。主なカ所は鳥取鹿野倉吉線・高住〜良田工区に2億円、津山智頭八東線・大呂2工区に1億5000万円、倉吉由良線・大谷茶屋工区のバイパスは2億5000万円を振り向ける。境車尾線・観音寺〜車尾工区は4億2000万円で、アンダーボックス部をJR委託する。
年度当初の国内示額は、県が見込んだ当初予算を上回っており、同部は「6月補正」に道路関係予算16億7000万円を追加要求。ICアクセス関連や地域高規格道路などの事業を盛り込む。
日刊建設工業新聞