一般社団法人新潟市建設業協会は25日、新潟市中央区のANAクラウンプラザホテル新潟で2024年度定時総会を開いた。任期満了に伴う役員改選は新会長に市村稿氏(加賀田組代表取締役社長)を選出した。藤田直也氏と野澤勝氏の両副会長は再任となった。
議事では23年度業務概況報告および収支予算を審議し承認。また、24年度事業計画および収支予算の報告が行われた。24年度事業計画によると、長時間労働の是正や週休2日の取り組みを推進させるとともに、ICT利活用やDX(デジタルトランスフォーメーション)環境の整備など将来に向けて取り組むことなどを掲げる。なお、新潟県建設業協会新潟支部の24年度通常総会も同日開催された。
総会後、懇親会の席であいさつに立った市村新会長は「災害発生時の安全確保や冬季間の除雪など、地域の守り手として市民の安全安心な暮らしをフレキシブルに取り組むとともに、国が進めている防災・減災、国土強靱化のための5か年加速化対策に沿った、より安全安心な地域づくりに尽力していく」と語った。また、8期務めた福田勝之前会長が「新潟市は、まちづくりや都市計画を見直す時期に来ている。我々が持っているノウハウを伝え、どのようなまちづくりがいいのかアドバイスできるような協会になってほしい」と述べた。
来賓として出席した野島晶子新潟市副市長(市長代理)と斎藤茂樹新潟県新潟地域振興局長が祝辞を述べた。