鹿児島市立病院の再整備(増築その他)は第4四半期に建築、給排水衛生、空気調和設備、電気の4分割で総合評価方式(特別簡易型)により執行する。建物規模はS造(GFT柱)6階建9542u。また、ドクターヘリ給油設備等を移設する。
増築に先立ち発注するのが、ドクターヘリ給油設備移設その他本体で、内部改修(150u)とカーポート設置の建築、給油設備等の移設に伴う給排水衛生設備の2件は総合評価落札方式で行う。
また、同設備等に加え救急センター改修に伴う電気設備、同センター内部改修に伴う空気調和その他設備の2件は指名競争入札で4件とも第2四半期に予定。
基本・実施設計は久米設計・衞藤中山設計JVが担当。既存棟の改修面積は約5608u(5階建て)となる。
今後のスケジュールは、増築棟は27年度中の完成で、同年度中に着手する既存棟改修は通常診療を継続しながら部門ごとに順次行う。
当初予算には再整備事業費に3億2338万7000円の工事請負費を計上したほか、27年度までの継続費には、80億9740万5000円を確保。
総事業費は増築棟と既存棟改修97億6000万円、設計・工事監理4億6000万円、医療機器7億4000万円の計109億6000万円。なお、市立病院は企業会計のため市議会での手続きは必要ない。