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建通新聞社(神奈川)
2024/04/18

【神奈川】横浜市 恩田元石川線・元石川地区を事業化

 横浜市は、恩田元石川線(元石川地区)の整備に関して神奈川県から事業認可を受けた。総事業費約52億円を投じ、青葉区内に延長約410b・幅員22bの2車線道路を新設する。6月にも地元説明会を開き、第1四半期に用地測量を委託する予定。用地取得の状況をみながら工事発注などに順次取り組む。事業期間は2030年度までの7カ年。
 恩田元石川線は、青葉区すみよし台を起点、同区元石川町を終点とする延長5860bの都市計画道路。このうち元石川地区として、青葉区荏子田2丁目〜同区元石川町区間の整備に着手する。延長約410b・幅員22bで、両端に自転車通行帯や歩道を設ける。
 一部区間で先行して用地取得を進めており、23年度末現在の取得率は12%。
 現況測量を和晃測量(横浜市緑区)、予備設計を共和技術コンサルタンツ(横浜市西区)が担当した。詳細設計に着手するのは25年度以降になるもよう。
 元石川地区は、日吉元石川線と恩田元石川線の整備済み区間をつなぐ。完成すれば、青葉区内の交通ネットワークや災害時の緊急輸送路の機能強化に寄与する。また、嶮山付近で計画されている地下鉄3号線(ブルーライン)の新駅など、地域拠点へのアクセス性向上といった効果が期待できる。

提供:建通新聞社