鏡野町は、「鏡野町国民健康保険病院整備事業」に伴い、移転新築工事の施工者を決める公募型プロポーザルを7月に公告し、11月ごろには特定する方針だ。新病院の整備手法は、設計段階から施工者が技術協力で参画するECI方式を採用している。
新病院は、現病院(寺元365)から300b東にある農地1万2289平方bに建設、近隣には津山圏域消防組合西消防署がある。施設規模は鉄筋コンクリート構造で延べ約5600平方b、病床数は一般病床(一部地域包括ケア病床)50床、医療療養病床20床の計70床を想定。概算事業費は54億6600万円(税込)としているが、資材高騰などの影響で事業費の増額が見込まれている。
現在、石本建築事務所大阪オフィス(大阪市中央区)で進めている基本設計が近く確定する見通しで、移転新築事業者を選定した後は、引き続き同事務所で実施設計を25年度中にまとめる。建築工事や外構工事は26〜27年度で進め、開院は28年度を予定している。施工者を選定する発注者支援業務はプラスPM(大阪市北区)が担当。
また、敷地の造成に向けた調整・協議も現在進めており、24年度第4四半期には造成工事を別途発注する予定。造成設計はウエスコ(岡山市北区)が担当している。
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提供:建通新聞社」