日本工業経済新聞社(埼玉)
2024/04/23
【埼玉】深谷市 旧煉瓦製造施設の管理活用棟の施工で設計プロポ
深谷市は、上敷免28−11の旧煉瓦製造施設の管理活用棟建設やホフマン輪窯6号窯の鉄骨補強などを実施する。施工に向けて2024年度は年度末までに基本設計と実施設計に取り組む。設計の委託額は2590万円。工期は25年4月から27年3月までを見込み、目標工事費は7億円以下としている。関連する工事を一括で発注する見通しで、議会案件となることを想定している。
事業はホフマン輪窯6号窯に近接した場所で行う。旧煉瓦製造施設管理活用棟は、旧煉瓦製造施設全体の手引きや導入の役割を持つ機能や深谷市周辺の周遊を促す入り口としての側面を持たせる。
想定する管理活用棟の延べ床面積はS造で約600u。階数については設計時にまとめる考え。設置個所としては、ホフマン輪窯6号窯西側外壁面から2m程度離れた位置が管理活用棟の外壁面となるよう配置し、建物同士を通路で繋ぐかたちとなる。
内部には、来場者への案内やトイレ、お土産販売の機能に加えて、管理運営スタッフのオフィスと6号窯内の飲食エリアに関する厨房スペースなども置く。
また、ホフマン輪窯6号窯の鉄骨今日被覆外壁工事は高さ約2・5m、外周の長さ約165・8mを対象に実施する。加えて、窯内の飲食エリア約120uも設置。
さらに、係員用駐車場として10台分のスペースを設置する。
市では、設計受託者の決定に向けたプロポーザルを開始。2回の審査後、7月中旬に受注候補者を決定する流れ。