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　福井市上下水道局は２２日、原目町地係「原目配水池更新事業」を、総合評価一般競争入札で公告した。設計施工を一括で発注する方式（ＤＢ方式）で、３者による共同企業体が対象。
　参加表明書および資格審査申請書類は水道管路課で６月２４日から２８日まで持参のみ受付。提案書の提出期間は１０月８日から１０日とし、同月１１日に開札する。
　代表企業は、▽市内または準市内業者▽土木Ａ▽国または地方公共団体（公社・公団等を含む）が発注し、２００８年４月１日以降に竣工した上水道の配水池築造工事で有効容量４０００立方メートル以上の工事の元請または共同企業体としての施工実績（共同企業体としての実績の場合は代表企業に限る）。
　一方、その他構成企業は、構成企業１が市内業者、土木Ａ、構成企業２が市内業者、管Ａ。
　予定価格は税込３４億８５００万円。事業期間は２０３０年３月３１日まで。なお、事業契約の締結は２５年３月下旬。
　原目配水池は、福井市原目町の原目山山間部に位置し、九頭竜浄水場で浄水した水を市街地や災害拠点病院等に供給する重要度の高い施設だが、建設後５６年が経過し、耐震基準に満たないため、早急な更新が必要なのが現状。
　現在、市街地への給水は、九頭竜浄水場からのポンプ直送と原目配水池の自然圧力の併用により停電時等のリスク回避に対応しており、更新時においても引き続き「災害に強い水道」を実現していくため、既設配水池の片池を運用させながら施設を更新する。
　対象業務は、（１）土木工事＝既設配水池解体工事、配水池築造工事、基礎工事、不断水弁設置工事、管理道改築工事、場内整備工事（２）配管工事（３）機械工事＝緊急遮断弁工事（４）建築工事＝緊急遮断弁室（ＲＣ造）工事、電気室（ＲＣ造）工事（５）電気・計装設備工事＝配電設備工事、制御設備工事、計装設備工事、照明設備工事（６）詳細設計―など。