富山県農林水産部は、立山町横江ほか地内「水利施設整備横江地区水管理制御設備更新工事」について、5月にも条件付き一般競争入札で公告する方針だ。
横江頭首工(直線重力式フローテングタイプ)は、1999年度から2008年度にかけて、国営総合農地防災事業「常願寺川沿岸地区」で改修された。水管理システムは04年度の設置から約20年経過し、機器の故障やトラブルが多発しているため、制御設備などの再整備を行い、水利用の効率化や水管理の省力化を図る。受益面積は富山市、立山町、舟橋村の7905ヘクタール。
整備内容によると、取水門(ゴム等)のほか、水管理システムの▽中央管理所(設備)▽沈砂池▽余水吐▽吉原予備分水工▽秋ケ島分水工▽両岸分水工▽常東用水幹線流量観測局▽第1〜3警報局−などの更新一式を進める。26年度の完成を予定している。
当初予算に債務負担行為9億1000万円を設定した。
設計はNTCコンサルタンツが担当。