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建通新聞社
2024/04/23

【大阪】万博協会 水上交通における課題を整理

 2025年大阪・関西万博の会場までの交通手段の一つに船による水上交通を検討している2025年日本国際博覧会協会は4月22日、水上交通対策検討会の第2回会議を開き、今後のスケジュールなどを共有した。万博協会が整備する浮桟橋は試験運航に対応するため、25年1月までに設置を完了する。また、浮桟橋とその周辺での安全対策や航行ルールなどについて議論した。
 万博協会が整備する中型船浮桟橋は夢洲北岸の西側に2基整備する計画で、待合所やトイレ、スタッフ待機場も整備する。夢舞大橋の西側に設ける小型船浮桟橋は大阪港湾局が整備する。
 また、航行ルールと着桟ルールについては、▽入出管制者の設置▽入出港情報(運航ダイヤなど)の共有▽航行に関連する法令に従う―の3案を素案として提示。万博協会の他、期間中に夢洲北岸水路を使用する第五管区海上保安本部とヨットレース関係者(大阪港湾局)、IR推進局のそれぞれが想定する運航数を確定した上で航行ルールなどを決定するとし、6月に実施する第3回検討会で改めて検討するとした。
 この他、夢洲北岸浮桟橋の活用の第2次募集結果を公表。@神戸港・神戸空港〜夢洲A淡路島〜夢洲B市内中心部〜夢洲C淀川(十三)〜夢洲D堺旧港〜夢洲E遊覧―の6ルートで、13事業者から提案があった。1日当たり51便、1カ月当たり約1300便の運航を見込む。
 今後は6月に浮桟橋使用の第3次応募を行い、10月から本申請の受け付けを開始する。

提供:建通新聞社