東近江市の24年度(令和6年度)下水道事業会計当初予算は、前年度当初比33・8%増の71億4075万4千円。
このうち、資本的支出の建設改良費は管路建設費3億0624万6千円(工事請負費1億8180万円、委託料7280万円他)など、収益的支出の営業費用は管渠費2億9220万2千円、処理場費4億3868万5千円などを計上。地震時における公共下水道管路の被害を低減するため、緊急輸送道路下にあるマンホールの浮上防止対策を行なうほか、佐生町・今崎町で下水道管路の延伸工事を実施。農業集落排水の公共下水道への接続に向け、愛東中部処理区(上中野町、下中野町、池之尻町、梅林町)及び愛東北部処理区(百済寺町、北坂町)において接続工事。農村整備事業で市原中部処理区の維持管理適正化計画の策定、大中処理区・栗見処理区の機能診断調査に取り組む予算を編成した。
予算の概要は次の通り。
《資本的支出》
▽管路建設費(委託料)=7280万円(実施設計委託他)
▽右同(工事費)=1億8180万円
▽雨水管路建設費(委託料)=1610万円(雨水出水浸水想定区域図作成業務)
▽流域下水道建設負担金=1億7561万4千円
《収益的支出》
▽管渠費(委託料)=1億4002万4千円(マンホールポンプ保守点検、不明水調査他)
▽右同(修繕費)=7814万5千円(マンホールポンプ修繕他)
▽右同(工事費)=1095万円(マンホール蓋取替工事他)
▽処理場費(委託料)=2億6630万円(処理場保守点検、汚泥処分業務他)
▽右同(修繕費)=4002万2千円(処理場機器修繕)
▽右同(工事費)=1800万円(旧処理場改修工事)
▽流域下水道維持管理負担金=5億5533万2千円
提供:滋賀産業新聞