日本工業経済新聞社(埼玉)
2024/04/22
【埼玉】県、久喜高柳地区の調整池築造を近く公告
埼玉県は、産業団地の造成を進めている「久喜高柳地区」(総面積18・9ha)から調整池築造工事の一般競争入札を近く公告する。容量は約1・4万?。続いて、農業用水路を切り回し整備するための「その2工事」の入札公告を目指す。
調整池は面積約5740u、貯留容量が約1万4000?の雨水貯留浸透施設。本体築造の工事として掘削、擁壁、底版コンクリートなどを施工する。事前の地盤改良工事は小川工業・星野組JVが請け負っている。
月内公告は確実。年度当初の計画によると、2025年10月までの工期を見込んでいる。
調整池築造の次に発注するのが、農業用水路その2工事。さらに、同水路その3工事、雨水管布設その1工事、同布設その2工事を順次公告する準備も進める。久喜高柳地区から新規に本年度発注する工事は、これら5件が予定の全て。
継続費(22〜25年度)を措置している久喜高柳地区には本年度、17億1174万6000円の予算を投じる。
土地分譲の手続き開始時期は調整中だが、引き渡し時期は25年度末を予定している。中川の北側、県道さいたま栗橋線とJR宇都宮線に挟まれた区域で、計18・9haのうち分譲面積は15・8ha。東北道加須インターチェンジとのアクセス性に期待した立地となっている。