建設新聞社
2024/04/19
【東北・山形】尾花沢市大石田町環境衛生事業組合がごみ処理施設更新の支援プロポ
山形県の尾花沢市大石田町環境衛生事業組合(管理者・結城裕尾花沢市長)は、ごみ処理施設更新事業者選定支援業務について、公募型プロポーザルの手続きを開始した。参加表明は5月15日までで、技術提案書の提出は同30日まで。6月6日に委託候補者を特定する予定。予定価格は3074万円。
参加資格は、建設コンサルタント廃棄物部門に登録している一級建築士事務所。過去10年間で循環型社会形成推進交付金による「エネルギー回収型廃棄物処理施設・マテリアルリサイクル推進施設の交付対象二事業同一敷地内同時期施工事業」の事業者選定支援業務の実績を有する技術者を配置することなど。
舟形町堀内ユスナゴ地内にある既設のごみ焼却施設とリサイクルプラザの老朽化が進んでいることから更新を計画。敷地約7万4000平方bのうち約2万9000平方bを活用して、エネルギー回収率の高いごみ可燃系ごみ処理施設「エネルギー回収型廃棄物処理施設」、不燃ごみやプラスチックごみなどの資源化施設「マテリアルリサイクル推進施設」にそれぞれ更新する計画だ。
今回の業務は、施設更新の整備主体となる事業者の選定に係る総合的な支援を行うもの。整備手法はDB方式を想定している。履行期限は2026年1月30日まで。
今後、整備事業者を25年度に決定し、25年度末ごろから設計に入り、29年7月の竣工を目指して工事を進める。完成後は、既存施設解体工事や資源物保管施設建設工事に着手し、31年度内の事業完了を目指す。
事業費はエネルギー回収型廃棄物処理施設が57億7748万7000円、マテリアルリサイクル推進施設が35億4336万3000円、既存施設解体工事費や関連工事費を含めた総額は100億円を見込む。
提供:建設新聞社