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　県土整備部発注の土木系工事で週休２日工事が標準になる。従来の工期全体（通期）の緩やかな実施態勢から、月単位のきめ細やかな実施を前提にした補正係数を新設。月ごとでみても週休２日工事の完全実施を目指す。
　同部はこれまでの「週休２日工事試行要領」から「実施要領」に改め、５月10日以降の調達公告から適用する。
　現行の週休２日工事は、工事期間中の通期で４週８休以上を条件に労務費など各経費を上乗せして発注。達成状況によって４週７休以上、４週６休以上、４週６休未満に分けて減額補正で対応している。
　今後は、新設した月単位での週休２日にかかる労務費、機械経費（賃料）、共通仮設費、現場管理費の各経費を満額補正して発注する。▼月単位での週休２日＝新設の補正係数▼工期全体（通期）の週休２日＝従来の補正係数―いずれかの対応となり、４週７休以下の現場は補正ゼロとして取り扱う。（表参照）
　また、月単位、あるいは通期の週休２日を達成できなかった場合でも工事成績への影響はないという。
　週休２日工事の標準化について、同部は「土日を休みにしないと、若い人が入職してこないといった声を聞く。土日の休みを当たり前にして人材を呼び込みたい」（技術企画課）と話している。

日刊建設工業新聞