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西日本建設新聞社
2024/04/18

【熊本】戸島に7万u超の物流施設 西鉄など3社

 西日本鉄道(福岡市)、戸田建設(東京都)、東京建物(同)の3社は、共同でマルチテナント型物流施設を熊本市東区戸島町に開発する。2025年10月の着工、27年3月の竣工を予定している。
 台湾積体電路製造(TSMC)の熊本進出に伴い、更なる企業進出や今後の半導体関連部材・製造品などの貨物量増加が見込まれることから、賃貸用物流施設を整備し、物流面から地域の活性化を目指す。
 開発計画地(熊本市東区戸島町1130番他)は国道443号線に面する約3万2770平方b。複数のテナントが使用する大型賃貸用物流施設(マルチテナント型)を1棟建設する。規模は地上4階建延べ約7万2614平方b)を計画。設計者と施工者は決まっていない。
 熊本市街地から約10`、九州自動車道の益城熊本空港ICから約5・5`、熊本ICから約8`と、交通アクセスが優れた場所に位置する。県内の半導体関連工場の集積地である菊陽町・大津町・合志市に近接し、周辺に多くの物流施設も集っているため、物流施設の開発エリアとして高いポテンシャルがあるとしている。
 市は、22年12月に「半導体関連産業の集積に向けた産業用地整備方針」を策定した。東区戸島町の国道443号沿線エリア約8fの産業用地整備では、ジョイントを代表事業者、アスク工業を構成員とする協定を結んでおり、23年11月に戸田建設が構成員に加わっていた。今回の物流施設はこの産業用地内に開発するもので、25年4月から造成工事を始める予定。

提供:西日本建設新聞社
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