総社市は、水道事業西部第2水源系の久代配水池築造工事を一般競争入札で第2四半期に工事発注する。工事は2024〜25年度の2カ年で行う。
高梁川以西を中心に倉敷市境界地域に給水する西部水源系のうち、将来計画として老朽化している新本配水池や山田加圧ポンプ場の廃止に向けて、水源元に近い久代配水池を増量し供給量を確保するために、新た久代配水池を拡充、築造するもの。
同配水地は、総社市久代1963ノ10に1988年に建設、プレストレスコンクリート造の円形貯水池1池で、現状施設容量は640立方b。築造後は1500立方b1池と現況の2倍以上の容量を確保する。同一敷地内で最大限敷地を有効利用し、施設高は現状の2倍程度を見込んでいる。
工事に際しては、同一場所で実施するため工事中の水道供給量を維持する必要があり、現在、配水池に供給している上流部の県広域水道企業団「総社第3調整池」から、工事期間に限定して直接配水する方向で調整が行っている。
また、久代配水池築造後は、同池から直接新本地区へ幹線管路数`を新設する。幹線管路連結後は、77年に建設し老朽化している新本配水池・施設容量420立方b、78年に建設し同様に老朽化している山田加圧ポンプ場を廃止する。久代配水池築造を含め既存施設廃止まで32年度の完了を目指す。
久代配水池築造の詳細設計はアクアプランニング(岡山市北区)で23年度に完了している。
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提供:建通新聞社」