秋田市財産管理活用課は16日、旧秋田市文化会館(山王7−3−1ほか)の解体工事を予定価格8億4,600万円で公告した。参加要件は3社構成の特定建設工事JV(建築一式A級)で、代表者に求める総合点数は850点以上。5月10日に開札する予定。建物本体や駐輪場、休憩所を8年5月29日までかけて解体する。
秋田市文化会館は昭和55年に建設。芸術文化活動の拠点として親しまれ利用されてきたが、建物や設備の老朽化に伴い、令和4年9月末に惜しまれながら閉館した。県と秋田市が連携し、老朽化した県民会館と秋田市文化会館の機能を合わせ持つ新たな文化施設として整備したあきた芸術劇場ミルハスに文化会館の役目は引き継がれている。
令和4年には建物の利活用を民間企業などから募集、その後は市役所庁内を対象に土地の利活用募集を行ったがいずれも希望者はなく、解体されることになった。解体後の跡地活用については現時点で未定としている。
今回、公告した解体工事では、建物本体(昭和55年建設SRC5F・B1F・塔屋2F14,284.1u)と、その東側にある駐輪場(S1F約62u)、休憩所(S1F約12u)で、用地総面積は5,492.22u(建物敷地面積3,848.28u、駐車場面積1,643.94u)となっている。
なお、解体に必要な建物等事前調査も16日に公告(予定価格3,620万8,000円)しており、工事と同日に開札する予定。
提供:秋田建設工業新聞社